ズートピア見てきたので感想 ネタバレもあるのでご注意

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今話題の「ズートピア」を見てきました。(今更ですが)
まだ下の子が小さいので、我が家はあまり映画に行けません。上の子はまだゆっくり座って見れますが、下のは油断するとすぐにウロウロするので、映画館に行こうとすると決心が必要です。
最近の映画館はネット予約と座席指定ができるので超助かります。家族で映画に行くときは、いつも端っこの席を予約します。そうすると他の観客に迷惑をかけないですむので。

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「ズートピア」ネタバレ感想

映画のCMを見たときはよくある動物擬人化アニメ、悪い意味でいうと子供向けの映画だと思ってあまり興味が湧いていませんでした。

しかし運転中に聞いてるラジオ、ツイッターなど「めっっちゃよかった!見るべき…!」という感想が多かったので少しずつ気になっていました。
そして家族でお出かけできる日、じゃあ映画でも見に行くか、となり「ズートピア」を見ることになりました。

結果「めっっちゃよかった!見るべき…!」となりました。
子どもはもちろんのこと、大人も十分見ごたえのある楽しめる映画でした。

舞台は動物たちの理想郷「ズートピア」。主人公であるうさぎのジュディは、幼いころから夢である警官として働くため、ズートピアに向かいます。
ジュディたちが暮らす動物の世界では、「小さい草食動物のうさぎは警察官になどなれない」と決めつけられています。
ジュディはその偏見に抗い、やっと念願かなって警察官になることができました。しかし警察官になった後もこの「決めつけ」の壁は彼女の前に大きく立ちはだかりますが、前向きなジュディは与えられた仕事を全力でこなします。
そのころズートピアでは不審な「行方不明事件」が多発していました。彼女はある一匹の行方不明者の捜索にあたることに。
そして街で出会った、狐の詐欺師ニック・ワイルドに無理やり協力を頼み事件の渦中へと飛び込んでいくのです。

いや~!面白かった!ディズニー映画だけど、まさかのミステリー仕立てでした。
この行方不明事件が動物たちの文化的な暮らしを脅かすのですが、この事件の真相が「動物擬人化」ものを皮肉ってるなぁと思いました。
ライオンとイボイノシシが仲良く暮らすよ~楽しく一緒に歌うよ~なんてのはお話の中だけで、現実では食うか食われるか、の間柄です。
それをまさかディズニーが「生物学的要素」についてやってしまうとは。ズートピアの主人公のジュディは草食動物、相棒になるニックは肉食動物。その関係がこの映画ではストーリーの重要な要素になっているのです。

「現実ではうさぎはきつねに食われるじゃん」なんて考える斜に構える大人(私)をあざ笑うかのように、そこを逆手にとって話を盛り上げていきます。
子供たちがみると、ジュディとニックがぶつかり合いながら事件を解決していく楽しい映画でしょう。ユニークな動物たちも登場し、うちの子も夢中になってみていました。
特にナマケモノが出てくるシーンはケタケタ笑って見ていました。

しかし理想の街ズートピアで、共存し文化的に暮らす住人達の間には、実は深い溝があったことが行方不明事件で浮き彫りになってしまいます。
ずっと遠い遠い昔、食うものと食われるものであった記憶は、被食者である草食動物から消えていなかった。
映画「ズートピア」の感想を探して読んでいると、この映画に潜む「差別と偏見」について書かれているのをたくさん目にします。
動物たちが暮らす理想的な街「ズートピア」は「夢の国アメリカ」を暗喩している、とも。
この映画ではある事件により、偏見の目で見られるのは肉食動物の方です。
それがやけにリアル。差別や偏見の根底にあるのは相手にもつ「恐怖」も要因の一つだと考えています。
この映画では、「肉食動物は昔同様、我々草食動物に危害を加えるのではないか」という恐怖心が源になり肉食動物たちが(極端な言い方だと)迫害されていました。

子供向けにわかりやすいお話で対立を描くなら、強い肉食動物が弱い草食動物を支配するよ、とした方が子供にはわかりやすいのに、そうしなかったのには制作側の「差別と偏見」に対する深い考えが感じられます。

あるシーンで、隣の席に大きなトラが座ると、不安な表情で子供をトラから守るように引き寄せていた兎のお母さんがいました。

悲しいけどこれって現実世界でもありえそうな話です。私も子供がいるので、うさぎのお母さんと同じ立場だとそうするかもしれない…なぜなら「怖い」から。

「肉食動物に対する恐怖」以外にも様々な偏見が出てきます。
ジュディがずっと苦しめられてきた「小さいうさぎは警察官なんてなれない」、もそうですね。相棒のニックも「ずるがしこいキツネ」という決めつけにより過去に悲しい経験をしていました。
ジュディは前向き、がんばりや、夢を諦めない!というようないかにもな主人公タイプ。
ニックは斜に構えたやり手の詐欺師、ニヒルに笑うこの登場人物はとても魅力的。
主人公たちも魅力的でわかりやすい子供向けな映画なのに、隠れたテーマは大人も十分楽しめ、また考えさせられるすごい映画でした。
ジュディもニックも見えない敵「偏見」とずっと悲しい戦いをしていたのでしょう。
考えれば考えるほど深い映画だな、コレ。

小難しいことをぐちぐちと言っていますが、映画を見終わった後は「面白かったー!」でした。ジュディもニックも大好きになり、DVDが出たら買おうと思ったほど。
鑑賞後の爽快感もいい映画でした。
大人でも純粋にストーリーを楽しめるし、キャラクターたちにも共感できる。
しかも映画にかくされたテーマについて考えることもできる1度で二度おいしい映画でした。

ところでジュディの吹き替え版の声優、上戸彩だったんですね。前向きなジュディのイメージと合ってたので良かった。もともと芸能人の吹き替えには反対派ですが、

声のイメージとキャラがあっていたらこの人が吹き替えでよかった、と思えます。


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